これまで立ち寄った方々

2022年3月16日水曜日

”せいいっぱい”あそぶ【子どもと関わる時の姿勢】

一日保育の日は、朝から子どもたちがやって来ます。

 ある日、学童に来た2年生女子の2人。

 2人は、玄関をくぐってすぐにこんな言葉を交わしました。  

 

A「あそぶぞ!」

B「おう!」

A「せいいっぱいあそぶぞ!」


聞いてるこっちも笑顔になってしまうようなかわいらしいやり取りです(o^^o)

朝からとっても嬉しくなるやり取りを聞かせてもらいました。


さて、ちょっと考えたいのが、この「せいいっぱい」という言葉。

子どもが精一杯あそんだ”証”って、どんな状態なのかなーなんて考えました。

 

没頭していた

夢中になっていた

熱中していた

くたびれ果てた

etc...


こんな感じなのかなと思います。


ここで、もうひとつ考えたいのが「精一杯」に続く言葉です。

よく聞くのは…

「がんばる」

な気がします。


でも、子どもがあそぶ時には、「がんばる」ではない「精一杯」もちゃんと見ないといけないよなーなんて思います。


精一杯…机の落書きにに没頭するかもしれません

精一杯…悪戯(いたずら)をすることに夢中になるかもしれません

精一杯…砂山を作って壊すことに熱中するかもしれません

精一杯…ケンカしてくたびれ果てるかもしれません。


子どもを見る時には、「精一杯何かをがんばる」姿だけを切り取って見るのではなくて、たとえどんな精一杯だとしても

今を精一杯生きている証

として、見たいなーと思います。










大人から見たらそれはガラクタのようなものなのかもしれません。

しかし、子どもにとっては、それは豊かな子ども時代を過ごした証となるでしょう。

そして、ついつい、どこかで力を抜いてしまう私たち大人には、もはやできない生き方なんだろうなーとちょっぴり羨ましく思うのです。

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