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2022年4月25日月曜日

【本の紹介】「心の居場所になれたら まんが・学童保育の子ども達」廣瀬久子(ちゃこ)

 「本の紹介」のコーナー第2段!!


第1弾は

「センス・オブ・ワンダー」レイチェルカーソン

でした。


今回は「学童保育」の本です。

 

さて、その本とは…

じゃん!!












廣瀬久子さんの

「心の居場所になれたら まんが・学童保育の子ども達」

2017年 かもがわ出版 1200円+税)

です!


新1年生を迎えて、新しい顔ぶれでの1年が始まってはや1カ月…

少しずつ子どもの姿も見えてきたのではないでしょうか?


「この子はこんなことするんだな」

「この子はこんなことが好きなんだな」

「この子はこんなこと言うんだな」

etc...


新しく入った子どもたちはもちろん、ひとつ学年の上がった子どもたちもいろんな表情を見せているのではないかと思います。

 

そんな時期にぴったり(だと筆者が勝手に思っている〈笑〉)本が本書です。

 

本書は学童保育のべたラン指導員である廣瀬さん(愛称「ちゃこ」)が描いています。

そのため、“指導員目線”で

「この子なんかちょっと気になるんだよな~…」

「こんな子いるいる!」

と思うような子たちのことが取り上げられ、その子たちとのエピソードが綴られています。

 

「『ただいま』と絶対に言わない子」

「自分の思いを言葉にできずにため込んでしまう子」

「思い立ったら我慢できずにすぐに行動してしまう子」

「“おりこう”…だからこそ心配な子」

etc…


そんな子どもたちとちゃこさんとの関わり、そして、その子たちの“成長の物語”が描かれているのです。


とりわけアピールしたいのは、この本が

マンガ

だということ。


アピールしたいのは

マンガ

だということ


大事なことなので2回言いました(笑)



そのため、とっても、読みやすくす――っと頭の中に入ってきます。

 

しかも

「[考えて、凝縮して、削ぎ落して]×100くらい」(ちゃこさん談)

された『4コマまんが』なので、子どもたちの関わりの中での大切な”瞬間”がくっきりと切り取られていて分かりやすいです。

また、『4コマまんが』なので、ちょっとしたスキマ時間でも読むことができます。


ちゃこさんはこのイラストもご自分で描かれているのだから、天はちゃこさんに何物を与えたのやら…すごいったらありゃしない^^;

 

出会いの季節は、いろんな子どもたちが見せる表情に戸惑うこともあります

もしかしたら、私たち指導員が戸惑っている以上に子どもたちの方が戸惑っているのかもしれません。


だからこそ、子どもたちが学童保育を自分の“居場所”とするために…

”かけがえのないその子”たちの「背景」や「これからの成長」に思いを馳せ、その子たちの「愛おしさ」を感じながら保育をするために…


ドタバタと慌ただしく過ぎる毎日ですが、ちょーーっとだけでも、立ち止まって本書を読んでみてくださいね^^

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